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龍次バビロン ~オレっちのドスケベ奮闘記~ 毎週木曜日更新!!
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No.7( 6/12 NEW! )
あの扉の向こうは…
心配で眠むれない
その日から、じゅんちゃんの打ち方は、かわった。
と言うか、変わってしまった。
今までは、日に10,000ドル(100万円)、5,000ドル(50万円)の浮きでも帰れた。
とにかく、Y原に戻りたくないの一心から。
しかし、一度100,000ドル(1,000万円)ぐらい勝ってしまうとそうはいかない。
どうしても、勝ちと言うなら50,000ドル(500万円)は欲しくなる。
そして、そこまで達っしないと帰れない。
当然、張りが大きくなり、浮き沈みが激しくなる。
勝つ時は、いい。がしかし、負けも以前に比べて大きくなる。
そして、それに慣れてくる。平気になる。
「龍次、あと20,000ドル(200万円)貸して!!」
「もう、これで今日、60,000ドル(600万円)だよ。」私。
結局、オレから借りていく。
日に、60,000ドル(600万円)貸したところで、オレは帰る事にした。
それに、こんな事もあったので、帰る事にした。
その時、オレはすでに打つのをやめて、そばでじゅんちゃんが打つのを見ていた。
と言うか、じゅんちゃんのそばには、私が必要だった。
じゅんちゃんは、走っていた。
へこみ続けた。
でも、やめられない。
とにかくカネを貸して欲しかった。
コマが、なくなるとすぐに私は、呼ばれる。
私は、そばにいなくてはいけない。
よく、将棋や囲碁で、おかめ八目と言われる。
私は、ずっと、じゅんちゃんのそばで罫線を見ていた。
するとバカラでも、そんなことはあるようである。
そして、どうしようもなく我慢出来なくなる場面もくる。
ここは、バンカーがあとー目、伸びる。
鉄板目に見える。
じゅんちゃんが、バンカーに張った。
がしかし、自信がさほどでないのか、張りが、大きくない。
「応援!!」
そう言いながら、私は、じゅんちゃんの手ゴマから、
バンカーサイドに隣のボックスでコマを張った。
もうこうなりぁ勢い良く行くしかない。
その張りは、じゅんちゃんのべットを超えていた。
出た。
見事にバンカーが伸びた。
「やったね。まだ、なんとかなりそうだね。」
とか言いながら、さっき借りたコマと私のボックスにつけられた配当とを
全部まとめて、じゅんちゃんに戻した。
このー番で、じゅんちゃんのコマは、だいぶ増えた。
じゅんちゃんには、頑張って欲しかった。
本当に、そのー心であった。
しかし、
「私のコマを勝手にさわらないで!!」
何んと、私は、じゅんちゃんに怒られてしまった。
エー!!
オレは、今、張りゴマだけでなく、配当までつけてじゅんちゃんに戻しているんだ。
感謝されても怒られる所じゃねーだろよ。
だいたい、そのコマは、オレが貸してやったんだろが。
普通、このような場合、もし私の張りが、はずれれば、
そのコマ分は、借金から相殺される。こんな事は、よくある。
さすがに、じゅんちゃんも私の表情を読んだのか
「おカネを貸してくれるのは、ありがたいんだけど。」とつけ加えてきた。
でも、こいつには、もう貸せないと思い、私は、帰る事にした。
それにしても、その集中力・自分の世界・バカラにかける意欲。
ある意味、ご立派。
家に戻り、寝ようとしたが無理だった。
ふと我に帰ると、じゅんちゃんに貸した金額が気になった。
日に60,000ドル(600万円)。
サラリーマンの私には、大きい。
最初の20,000ドル(200万円)は、碓かに返してくれた。
でも、それは、この60,000ドル(600万円)のためだったのか。
やられた。そんな手ロか。
でも、待てよ。
じゅんちゃんは、今、頑張っているかもしれない。私に返えすために。
信んじよう。バンヅラ1本で取り返すハズだ。ハウス「カイザー」は、ツラが多い。
盛り返してくれ。
でも、やっぱりダメな時は、ダメだったりする。
あれやこれやと考えがまわる。
じゅんちゃんが、心配でとても眠れない。
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