No.1
龍次バビロン ~オレっちのドスケベ奮闘記~ 毎週木曜日更新!!
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No.7( 6/12 NEW! )
あの扉の向こうは…
プレイヤーの14番ヅラ
タイ(引き分け)に、張らない私には、賭ける選択は、バンカーかプレイヤーしかない。
わかりやすく、おおざっぱに、バンカーとプレイヤーの出る確率を1/2とすると、5目ヅラの出る確率は,1/2×1/2×1/2×1/2×1/2=1/32≒3.125%。
10目ヅラの確率は,1/1,024≒0.097%
0. 1%にも満たない。つまり滅多に起こらない。
しかし、絶対に起こらないわけでは,ないところに問題がある。
そして、9目め、までが出てしまえば、次にツラが伸びる確率は,0.097%ではなく50%だ。
と言う事が、わかっていてもツラに乗れない事が、起こってしまう。
そして、条件からしてプレイヤーよりもバンカーの方が勝つ確率が高いという思い込みから、バンカーのツラには、乗れてもプレイヤーのツラに乗れない。
バカラを確率的に考えてしまう人や、とにかくバンカー好きな人にとっては、そうなる。
しかし、プレイヤーのツラは、実際に出てしまう。
ツラは,切って1目。しかし、逆らっては,大怪我となる。死亡だ。
バンカーのツラは、比較的忘れてしまう。
しかし、プレイヤーのツラは、痛い思い出として残っていたりする。
更に、不思議なのは、シューの終盤のツラには、乗れてもシュー最初のあたりのツラに乗れない。
「バカラは、終盤にツラが出る。」
Mさんの教えが、頭から離れない。
ツラには、6目、7目めあたりからマーチンゲールの張りで切りに行く。
必勝法だ。
そんな事を書いている本もあり、一時は、そう張っていた。
確率的には、一見、固い。そして、ツラ切りは、オナーで取れる。
単に、倍ベットでつまらなければ、倍ベット+αで張る。
10目あたりで、切れれば、思うつぼである。
しかし、オープンゲームのあと、いきなりプレイヤーの17番ツラが出た。
忘れもしない、3年ほど前の1994年頃に、SB街の「パラダイス」。痛い目が、出てしまった。
ドローも良くかんでいた。
私には、乗れる理由がまるでない。大怪我。
とにかく今は、プレイヤーの長ヅラは、まずい。
なぜなら、じゅんちゃんは、大のバンカー好き。そして、今、少し、調子こいている。
間違いなく、バンカーオナーで切りに行く。
SB街の「UNION」。
終盤の鬼ヅラが、出た。
しかし、プレイヤー。そして、そのツラには、ドローなし。珍しい。
普通、ドローがかんで、ツラになる。
珍しいは、そのまま、切れるに違いないとなる。
ラストゲーム手前まで、ツラが切れない。
そして、ラストゲーム。
すでに切りに行っている以上、ラストの張りは決まっている。
バンカーだ。
じゅんちゃんと私に迷いはない。
ラストは、2枚絞りだ。
プレイヤーは、カードを分けて、二人で絞っている。
「おまかせ。」一人が言った。
これは、ピクチャーだ。
それを聞いてもう一人の絞りが、長くなった。
驚いたように出されたカードは、何と「9」。
恐縮したように、もう一人が、やはりピクチャーを出した。
この同情が、情けない。
プレイヤーの二人は、このツラに乗っていた。
既にドローなしの13目。もう、おなかいっぱいである。
ラストは、バンカーでも別に構わない。
なのに、「natural 9」である。
こちらは、どうか。
必死である。
あまりのツラはずしで、張りが更に厚くなっている。
ラストを取るか取られるかは、大違いである。
なのに、相手は、natural 9。頭にきた。
こちらも、一人一枚で絞る。
「どう?」。じゅんちゃんが、聞いてきた。
この頼るような聞き方は、ピクチャーに違いない。
「いや。」私。
これで、お互い絞るカードでない事がわかってしまった。
バンカーのカードは、何とピクチャー2枚。
どたまにきた。
なぜだ。どうして、プレイヤーのツラがでるんだ。
出る訳無いと過去の記憶が言うのに。理解出来ない。
渾身のラストゲームに負けた。死亡だ。
しかし、このツラで、死んだのは、じゅんちゃんでは、なく、私だった。
ラストゲームの後、残りカードで一番、流した。
「ありゃ。」
ディラーが、小声で言った。
バンカーにnatural 8だ。
何が、ありゃだ。
バカやろー!!
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