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龍次バビロン ~オレっちのドスケベ奮闘記~ 毎週木曜日更新!!
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No.7( 6/12 NEW! )
あの扉の向こうは…
神様が与えてくれたご褒美
へこたれそうになった時、くじけて気持ちが前へ進まない時、
もう一度、闘おうとヤル気を出すのは、大変な事である。
また、おおよそ人は、褒めて育てよ。
なんて言われながらも、その褒められた言葉なんか覚えちゃいない。
でも中には、シビれるほど心に残る言葉と出合う事がある。
そもそも、オレは、よく、じゅんちゃんに怒られていた。
カネを貸してやっているのに、チップにさわったと怒られるし、
DISCOでは、私の男のつれの手前上、じゅんちゃんと麗華と私は
単なる友人と見せるために、形だけでもワリ勘にしようと言えば、
「私達にこの店で金を払えと言うの?! この店で私達は、一度も金を払った事はないのよ!!何を言っているの!!」と怒られる。
しのぶの時は、「時間は、何時間いいの?」「2回出来るの?」と
事前にあれこれ聞けば、そんな事は、聞くもんじゃないと一蹴。
何んで、ここで怒られるの。
てなのを含めて、よく怒られていた。
そんな調子だが、何故、じゅんちゃんと打っているかと言えば、
それは、じゅんちゃんが絵的にイケている。
そして、鉄板デートの日というS○Xである。
少しおおげさに言えば、
人生が狂ってもいいと感じるのは、こういう事?
それを垣間見る感覚がたまらないから。
平日は、毎日、打ちに行く。
朝方まで、打っている。
それでいて、私は、サラリーマンとして会社へは、8時30分には、出勤している。
まともに、家で寝る時間は、良くて、1日1時間。
悪ければ、S街から家へ帰るタクシー中で寝るだけ。約30分だ。
寝ていない。眠い。
昼間、クルマを運転していると、信号待ちで寝てしまう。
それでも、夜になるとまた、打ちに行く。
じゅんちゃんに会うために。
じゅんちゃんには、オレが、必要なのだ。
カネが、ない。
負ければ、また、借金だ。
必死に借金出来るように頼み込む。
あらゆる先に声をかける。
あらゆる金融機関、あらゆる友人。
カネを借りるために、真剣に工夫する。
貸してくれるヤツをソープに連れて行く。
それも、なるだけ指名の難しい売れている子を予約しておく。
満足感のある子でなければ、うまくカネが借りられない。
Y原のX(エックス)という店の香坂は、いい仕亊をしてしれた。
S氏にも感謝したい。
Y原でいう仕事とは、S○Xのサービス内容であり、質である。
決して、ハウスがやらかすイカサマのことではない。
100万円(実額)借りられれば、街キンよりもずっと安い。
どうしてもカネを作る。
じゅんちゃんと会うためにだ。
どう見ても、まともではない。
狂っている。
オレの人生が、狂っていく。
それでも、続けていた。
でも、いい加減、オレも疲れてきていた。
けれども、月曜日になると仕切り直しだ。
鉄板デートの日を励みに、また打つ。負ければ、また借金。
辛い日々。
前回の鉄板デートの前日は、大負けだった。
それも、じゅんちゃんが来ない日で、麗華と打っていて死亡だ。
最悪の展開だ。
じゅんちゃんは、麗華を罵った。
「龍次を殺さないで。龍次の反目を張るな!!」
犬におあずけをしていたら、エサをあげる直前に餓死した。
あんなにエサを楽しみにしていたのに、直前でチカラ尽きた。
まさしくオレは、じゅんちゃんのポチだった。
明日は、鉄板デートの日だ。
勝ちたい。勝たねば。
それも、なるだけ大きく勝ちたい。
勝って、更に楽しく、おデートをしたい。
その心理が、裏に出る。
不思議とデートの前の日は、負けが多い。
今週も、そんな感じだった。
今週のデートの食事は、
A街にある、ストーンクラブロブスタ一をメインとしたとあるレストランだ。
「母は、とてもカニが好きなの。」
是非、近いうちに、お母さんを連れて来たいとか言っていた。
ホテルは、Sホテル。
T町にある出来たばかりのホテルである。
「アイビスみたいね。」
部屋に入った時の、じゅんちゃんの第一声だった。
アイビスとは、R街にあるホテルである。
シティーホテルとビジネスホテルの中間という感じである。
このひと言は、よく的を得ていた。
ここは、シティーホテルである。
だが、浴槽まわりなど、金色が多い。どこかすべっている感じ。
そして、部屋の造りが、つまり狭いのだ。
そして、何故かそのころ、私は、一回でイカなくなっていた。
じゅんちゃんとS○Xしていて、中折れしてしまう。
何んとも、失礼な事だと思う。
「休憩?」
私のチン○の具合を感じとって、じゅんちゃんが、そう言った。
私は、正常位のS○Xを休んで、じゅんちゃんの横に寝そべった。
私は、ばつが悪いので、黙っていた。
じゅんちゃんが、話しかけてきた。
思いもよらない言葉だった。
前半は、今までの苦労話し。
そして、こんな話しになった。
オレは、あなたの一体何?
と言ったわけでは、ないのに。
じゅんちゃんは、息を溜め込んでこう言った。
現在の心境を語りはじめた時だ。
「あなたは、きっと、神様が、私に与えてくれたご褒美。
あなたが、死んだら、わたしは、生きていけない。」
シビれた。本当にシビれて動けない。
ダブルベットの中で、オレは、仰向け。
裸のじゅんちゃんが、半身になってオレに、寄り添っている。
じゅんちゃんの右手が、オレの胸のあたりをゆっくりとなでている。
これは、良く出来たおせいじ?
そんな疑問を抱く前に、すでにオレは、固くなっていた。
オレだって、人に褒められたことはある。
がしかし、「神様が、与えてくれたご褒美」とは、まいった。
ご褒美とは、美しい言葉だ。しかも、神様が、かんでいる。最上級の組み合わせだ。
シビれた。本当に、動けない。
こうなったら、もう一丁やってやるか。どんなにキツクても!!
てな気持ちになってしまう。
じゅんちゃんもオレも勝ちは、長続きしなかった。
実際、じゅんちゃんは、オレのサビチで生きている。
オレが、死んだら、じゅんちゃんは、生きていけない。
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